「コンビニのバイトってどうなの?」
「コンビニバイトは大変?」
そんな疑問に今までバイト経験10種類以上してきたSさんに答えていただきます!
コンビニは学生時代に2店舗でバイトしたことがあるので、より情報を深くお伝えできるかと思います。
今回はSさんのインタビューの元、仕事内容、メリットデメリット、裏側をご紹介していきます。
迷っている人は参考にしてください。
仕事内容
レジカウンター
一番メインの仕事です。
最近はキャッシュレスの無人レジを見かけることもありますが、基本的に1人はレジを気にしながらすぐ動けるようにしています。
- 会計
商品のレジ打ちと会計をします。店内で販売している商品と、公共料金などコンビニ払いの払込票、宅配便などの支払いができます。レジが混雑すると早く捌かなければという気持ちになりますが、ミスするので焦らず確実にこなすのがポイントです。商品券やクーポンを使う人がたまにいるので、そういったイレギュラーもやっていくうちに覚えます。 - ホットスナックなどの販売
肉まんやアメリカンドックなどはレジで販売しています。注文を受けたら、袋に入れてお渡しします。
商品の渡し忘れや、会計の入れ忘れに注意です。
また、少なくなったものは、廃棄が出ないように売れそうな分だけ足してました。 - タバコ・切手・ハガキなどの販売
タバコは銘柄と場所を覚えるのが少し大変かもしれません。吸ったことがないと余計名前を知りません。タバコの補充もやるので、だいたい数か月あれば覚えられます。
あまり買う人はいませんが、切手やハガキ、地域の粗大ごみシールなどレジでしか販売してないものもありますよ。
品出し
- おにぎり・弁当・パンなど
入荷の時間が決まっているので、配達が来たら検品します。検品の際に、入荷予定数と実際の個数があっているか確認してから店に並べます。
古いものから売れてほしいので、新しいものを後ろに並べます。 - お菓子・雑貨類
定番のお菓子から新発売のお菓子まで毎週1回大量に入荷します。私が働いしていたところは毎週火曜日と決まっていました。店に出せない分はバックヤードに保管しておきます。少なくなっているものを保管分から補充していきます。
雑貨も洗剤やボールペンなど週に数回入荷するので品出しします。意外にコンビニで買う人がいるから、需要があるんですね。 - カップ麺、常温食品
カップ麺も大量に入ってきます。一番の売れ筋はやはりカップヌードルでした。
缶詰や調味料も意外と売れます。 - 飲み物
冬はホット用のドリンクがあります。オールシーズンで冷たい飲み物を補充します。飲み物の冷蔵庫のバックヤードはとても寒いので専用のコートを着てました。一人だと全部補充するのに30分はかかるので、一人は必ずレジにいます。あまりお客さんの少ない夜の時間帯に補充してました。お茶とコーヒーが売れ筋でした。 - 廃棄回収
賞味期限の時間に合わせて回収する時間が決まっているので、お客さんが買ってしまわないように回収します。2時間前です。もし回収し忘れても、レジでバーコードスキャン時に、お知らせ音が鳴るので売ることができないようになってます。
ただ、最後の一個が売れない消費期限のものだった場合新しいものを渡すことができず、お客さんをがっかりさせてしまうので気を付けましょう。
売れてないお菓子や食品は見逃してしまうことがあるので、普段から日付を気にしておきましょう。
季節POPや一番くじの設置
季節によって、設置するPOPが送られてくるので、比較的利用者が少ない夜の時間に飾ります。
一番くじは組み立てて飾るのが意外と30分くらいかかるものもあったのですが、楽しいです。
夏ギフトやおせちなどのシーズンは、個人的にPOPを書いてほしいと言われてオリジナルで作ってました。
つくるのは楽しかったです。
清掃
- ゴミ回収
定期的にいっぱいになったら回収します。明らかにコンビニで買ったものではないゴミが捨ててあると萎えます。モラルがない人がいっぱいいます。パートさんでゴミ回収を積極的にやっている人がいつもいたので、私はほとんどやることはなかったです。 - トイレ掃除
大体掃除する時間が決まっています。キレイなトイレのコンビニは使いたくなるので、美化を保っていました。 - 店内掃除
こちらも掃除時間が決まっていたので、モップ掛けや掃除機でキレイにします。 - コーヒー売り場
こちらも定期的に掃除します。コーヒー豆のひいた粉は業者が回収しに来るので、溜まったら袋にまとめていました。
コンビニバイトのメリット
- 仕事が楽
それほど重労働ではないのと、慣れれば簡単な作業が多いです。駅前などの利用者が異常に多いところでなければ、忙しい時間もずっとではないので、そこまで大変に感じません。むしろ暇な時間が多いので、時間が過ぎるのが遅く感じるくらいです。忙しいと時間が早く感じます。 - 新しい商品が出るので飽きない
毎週新しい商品が出るので、楽しいです。商品にも詳しくなります。売れ筋商品もわかります。 - シフトが自由
お店によるかもしれませんが、かなり融通が利きます。学生だと試験前や実習中は言えば休みにしてくれます。逆にたくさん入りたい場合も入れてもらいやすいです。 - お客さんと仲良くなれる
常連さんに顔覚えてもらえるとなんだかうれしいです。愛想が悪くてもコンビニ店員ならできますが、愛想がいい方がありがとうと言ってもらえたり、挨拶してくれると嬉しいものです。 - レジが速くなる
どこにバーコードがついてるか慣れればすぐわかるので、レジスキルが付きます。
忙しくてレジに行列ができても、スムーズに捌けます。
コンビニバイトのデメリット
店によって当たりはずれがある
店のオーナーや店長によって、当たりはずれがあります。
場所によっても忙しさに差があります。
あとは、同じ職場の従業員さんも恵まれていれば仲良くなれます。
こればっかりは、入ってみないとわかりません。
覚えることが多い
意外とこんなことまでやるんだ、というような仕事があって、すべて覚えるには数か月かかります。
しかし、慣れれば、できることが増えて、新しく仕事を任せてもらえるとうれしくなります。
ひとつひとつの仕事は難しくないので、覚えてしまえば楽です。
変な人が来る
たまに変なお客さんがいます。ストレスにならないようにあまり深く考えないようにしましょう。
いざとなれば警察を呼べます。また、他の人に代ってもらうこともできます。
人間観察するのも面白いでしょう。
ここだけの裏話
自分が働いていたところは、オーナーさんがいい人だったので、いろいろよくしてもらえました。すべての店に当てはまることではないので、悪しからず。
◆廃棄がもらえる
当時学生で、下宿していたので、食費が浮いてありがたかったです。廃棄の弁当やおにぎりやパンやお菓子など捨てるものを従業員に譲ってもらえる店でした。賞味期限切れでもレンチンすれば味は変わらなかったし、おなかを壊すことはありませんでした。たまに廃棄のデザートやお菓子が余っているとテンションが上がりました。夜のシフトに入ることが多かったですが、10分くらい休憩があって、その間に廃棄の弁当を食べてバイト中に夜ご飯も済ましていました。
◆差し入れをくれる
いろいろな人がいるので、イライラしている人もいれば、仲良くなっておいしいおすすめの商品を買ってくれる人もいます。
自分が働いていたところは、近所の人が野菜を差し入れしてくれました。
◆雑誌の付録がもらえる
通常、売れなかった雑誌は返品しますが、付録は返品しないので、余ったものを従業員でほしい人がいればもらっていっていいよーっていう感じでした。
エコバックやポーチなどタダでもらえるので助かりました。
おわりに
いかがだったでしょうか。
学生でバイト迷っていたら、おすすめしたいバイトの一つです。
Sさんが働いていたコンビニは、従業員もお客さんもいい人に恵まれていて、学校を卒業するまでずっと続けていたそうです。
しかも、給料に加えて食料や雑誌の付録までもらえてお得ですよね。
店によってはもらえないところもあるみたいなので注意です。
また、コンビニは人を募集している場合は人員不足なので、学生ならではのシフトにたくさん入れるアピールをすれば面接が受かりやすいです。
ぜひ参考にしてください。