現在の業種(業界)・職種とは違う世界へ踏み入れることになる異業種・異職種転職。
仕事の未来や将来性に不安を抱え、異業種・異職種への転職を検討している方もいらっしゃると思います。
ただ、転職だけでも大変なのに経験もない業界へ入ることはさらに大変なことが多く、不安に感じているのではないでしょうか。
私も、「経験0で本当に入れる会社はあるのかな」「経験なしで何をアピールすればいいんだ」など、自分に自信が持てず不安なまま転職活動していました。
自分が転職活動していた経験から、不安に思っている人の背中を後押ししたいと思い、自分の経験談を書きます。
あくまで個人的な主観に基づいた語りをしておりますので、鵜吞みにせず「フーン…」くらいで読んでください(笑)
異業種異職種への転職は可能です ※諸説あり
結論から申し上げますと、異業種・異職種への転職は可能です。
なぜなら私自身、転職活動して3社の内定をいただいたからです。
どれくらい転職活動していたかと申しますと、3か月くらいですね。
いわゆる転職エージェントに登録して主に使ってました。
応募は15社以上はしていて、書類審査や適性審査時点でほぼ落とされました。
その中で3社面接へこぎつけ、その3社が最後まで残って内定をもらいました。
ただ、私の場合はせっかくいただいた内定を丁重にお断りしました。
紆余曲折を経て最終的に転職せず、退職後職に就かずこうして記事を書いてます。転職した後のお話はできないのでご了承ください。
詳しくはまた別に載せようと思います。
異業種・異職種に転職できた理由
では、私が異業種・異職種の会社の内定を勝ち取れた理由を自分なりに分析してみます。
ポイントは「自己分析」「企業研究」「転職エージェント」の3つです。
こちらについては次の章で具体的に解説します。
私の内定のいただけた企業の共通点としては、未経験可であったことと、未経験だからこそのやる気を買ってくれた感じがしました。そちらをしっかり面接でアピールできたのだと思います。
また、給料に関しては未経験で入るわけですから現職より低くなって当然というマインドで企業のリサーチをしていました。
ちなみに、私が希望していた業界・業種は未経験OKで現職より給料の良くなるところはほぼありませんでした。
(業界・業種によると思います)
自己分析を徹底的に行う
自己分析についてはいろいろなサイトでも書かれていると思いますが、私は自己分析を大事にしました。
自己分析ができたからこそ、転職する軸が安定して考えがまとまるので転職活動しやすかったです。
徹底的に行うというのがかなり難しいところなのですが、自分の転職の軸が理解できるまで考え続けました。
転職の軸というのは、仕事をするうえで一番大事にしたい価値観のことです。
例えば、私の場合は「やりがいのある仕事内容」を軸に転職活動してました。
「やりがい」とは、常に成長を感じられる環境、楽しく働き続けられることと定義づけていました。
「やりがい」が現職の会社にないから転職活動を決断したし、軸に合うように会社を探すことができるので、途中で自分を見失うことがありませんでした。
また、軸を中心に大切にしたい価値観に順位をつけて、それを基準に会社を探していました。
例えば、私の場合は
①やりがい②ワークライフバランス(副業可)③職種変えたい
この3つを満たせる会社で探していました。
このとき、「年収が下がる」、「規模」、「知名度」は何でもOKというように、気にしないところもいくつか挙げておくのがいいと思います。
転職の場合、求人を出している企業は経験者を募集している場合が多く、未経験から探すと年収は下がることがほとんどなので、そこに重きを置かない方がいいです。転職した後に経験を積めば、そのスキルで年収の高い企業へ転職をするという道もあります。
ちなみに、全く経験がない状態で応募条件に「〇〇のスキルがある方」「○○の実務経験がある方」と書いてある会社に応募してみましたが、書類審査で落とされました…
未経験と書いてないと書類審査通過が厳しいです。
業種・職種を変えたい場合、100%の確率で今までと違う業種・職種を希望する理由を聞かれます。
理由が言えるようにするためにも、まずは自己分析をして、自分の考えをまとめておくことをおススメします。
軸が定まっていれば、志望動機なども考えやすくなります。
異業種・異職種への転職を成功させるうえで、自己分析は一番大事だと思います。
しかし、どうやってやっていいかわからないですよね。
わたしは、八木仁平さんの「やりたいことの見つけ方」という本を参考にしました。(八木さんのホームページに飛びます)
この1冊だけで大丈夫です。
この本通りに自己分析すれば考えがすっきりしますよ。
詳しくは、こちらの記事にまとめています。
企業研究
企業研究もしっかり行ってください。
もし入社することになったらと考えて、仕事内容や会社の評判や福利厚生など、自己分析をもとに外せない条件などをしっかり確認しましょう。入社した時の「こんなはずじゃなかった」を少なくできます。
面接まで進めば質問もできるので、ネットで企業のホームページだけでは確認できなかったことをまとめておくとよいと思います。
ちなみに、どれだけ企業理念に共感してくれているかや、ホームページを事前に見たかを面接で確認する企業もありました。
企業の概要はホームページで、評判はライトハウスを使ってました。
実際に働いていた人の口コミが見れるのでおすすめです。
転職エージェント
転職エージェントにはかなりお世話になりました。
使っていたのはリクルートエージェントです。
最初にサイトで会員登録するとすぐに最初のエージェントとの面談の案内が来ます。
そこで自分の担当者が決まります。
面談では、希望する条件やどれくらいの目安で内定を取りたいかなど相談に乗ってもらえます。
なにから始めればいいかなども丁寧に教えてくれるので、最初にわからないことを聞いておきましょう。
そのあとも電話やメールなどで相談に乗ってくれます。
また、職務経歴書や履歴書の添削、面接の練習などもすべて無料で頼めるのでとても助かりました。
私はなかなか会社との話が進まず退職日が決まらなくて困っていたのでそういった相談も乗ってくれます。
私の担当は女性の方でしたが、とても好感の持てる方で、対応がよかったです。
転職エージェントはたくさんあるので、いくつか併用されている方もいるみたいですね。
私は、転職エージェント1つ+転職サイト2,3つを使ってました。
ちなみに、マイナビエージェントは申し込みしたのに、拒否されました(笑)
経験が必要ないい人材を求めている場合は紹介すらしてくれないんですね…
異業種・異職種探している人でも受け入れてくれるエージェントがいいですね。
まとめ
異業種・異職種へ転職を考えている人は、なんらかの思いを秘めていての決断だと思います。
未経験でも挑戦したいという経緯や考え、パッションが伝われば、企業側も歓迎してくれます。
わたしは、面接まで進んだ企業はすべて内定をいただくことができました。
今の業界・職種で働きたくないけど、他にやりたいことや興味のある分野が分からないという場合でも、自己分析をしたり、転職活動する中で知らなかった仕事を知ることができるので、まずは行動しましょう。
私は異業種・異職種へ転職したいというその勇気と思いを尊重してます。
私は転職を経験している人の方がかっこいいと思います。
理想の未来に近づけるよう頑張りましょう。