失敗から学んだ会社に辞めたい意志を伝えるコツ

会社を辞めたいが、辞めたことない場合はどのように伝えるのがいいのかわかりませんよね。

わたしは、辞めるのに1年弱かかりました。
私がなぜ辞めるのに時間がかかったのか、失敗した理由について分析してみましたので、辞めたい場合に失敗しないよう参考にしてください。

目次

会社を辞めるまでに約1年かかった話

これは失敗談です。
私は会社を辞めるまでに1年弱かかりました。
その原因を分析すると、
・有給休暇日数を知らなかった
・退職日を決める話し合いではなく、退職したいけどどうしようという相談をしてしまった
・上司を信頼しすぎた
・退職の意志を伝えるのが遅かった
この4つにまとめることができます。
これらは自分の落ち度だと思っているし、自分の行動で失敗を防ぐことができたものだと考えます。
もしかしたら、同じように退職を考えている方の失敗を防ぐことができるかもしれないので赤裸々にぶっちゃけます。
順を追って語るので、興味があれば読んでください。

序章

私は携帯ショップ店員として働いていました。
しかし、仕事内容がつまらなく感じてきて別のことがやりたいと思うようになりました。
それが3年目のことですが、まだぼんやりとしているだけで具体的に何をしたいかと言われるとわかりませんでした。
4年目になったとき、仕事がつまらないという気持ちが大きくなってきました。また、周りの同世代がどんどん自分のやりたいことを目指して仕事を辞めたり転職してたりしたので、自分も乗り遅れないようにしなきゃと思い始めます。

第1期転職活動

それから、実際行動に移して転職エージェントに登録して、履歴書を作ったり転職活動を開始します。
これが9月ごろですね。
このときに、上司には転職をほのめかしてありました。
その上司はとても仲良くしてくださって信頼もしてたし、引き留めるどころか、応援してくれました。
そして、選考中の企業からもう内定が確実に出ることが分かったところで、いつから働けるかという話があります。
当然です。転職は初めてだったので、スケジュール感が分かってませんでした。退職したらすぐ働けるように、在職中に転職活動してたので、辞める日が決まってないことに焦りを感じました。
そこで上司にすぐ退職について相談しました。しかし、今内定をもらっていることを伝えて辞める日を決めたかったのに、具体的な話ができずに終わってしまいました。今思うとそもそも、相談するつもりで言ってしまったのではっきり辞めたいから退職日を決めたいと言えばよかったのです。また、勢いで転職活動がテンポよく進んでしまったので、少し迷いがあるまま内定が決まってしまったので、迷いが出てしまったのだと思います。あと今にして思えば、辞めるのをうまく防がれました。相談にも乗ってもらえたし、一歩前進したし、応援してくれる上司は信頼できていい人だと思ってました。

結局内定企業への返事の期限を精一杯延ばしてもらいましたが、辞める日が決まってないので断ることにしました。
まだ迷いがあったので、じっくり考えようとなりました。
この迷いというのは、異業種・異職種で検討していたので、たくさんある選択肢から本当にこの業界でいいのかという迷いが一番大きかったです。結果的に断ったのはいい判断でした。
結果3社から内定もらいましたが、すべて断りました。これが11月頃です。
一旦ここで応募している企業の選考が終わり、区切りがついたので、もう一度やりたい仕事について考えることにしました。

失敗ポイント
・迷ったまま転職活動していた
・退職の”相談”になっていた

第2期転職活動

そこから、翌年の1月になると、仕事を辞めたい気持ちがどんどん大きくなります。
こんな仕事をしていてももう得るものがないと思っていたので、早くもっとスキルの身につく仕事をしたくて、この頃から仕事をしているのがしんどかったです。
前回は退職日が決まらないまま、転職活動してしまったので、まずははっきり退職日の交渉をしようとなりました。
このときは選考の応募はせず、めぼしい企業を探す程度の転職活動をしてました。
そこでまた1月末頃に上司と話をします。前回は相談がありますと言って失敗しているので、今回は「退職したい意志が決まりましたので、話がしたいです」とはっきり伝えました。
退職の意志は退職希望日の1~2か月前に伝えるといいと聞いたので、3月末で辞めたいとするとタイミングはベストだと思ってました。
しかし、さまざまな誤算の結果、ここでも退職は保留になります。
まず、3月末に辞めたい理由として、3月は繁忙期のため働きたくないというのがありました。
あわよくば、過去辞めていった人の経験から有休を消化して辞めれると思っていたので、2月末を最終出勤日にして3月中は有休消化して辞めたいと思っていました。
…当然繁忙期なので私が1人辞めてしまうのはかなり痛手なわけで、辞めれるはずもありません。
実はこの時、同じ職場ですでに2人辞めているのでかなり人員不足の状態でした。人員を雇えないから無理だといわれました。
…ですよね。この人員不足の中辞めれないですよね…。そういわれることは予想できていましたが、少しでも希望を感じていた自分が甘かったです。
さらに上司は、3月は有休の申請ができないとかなんとかよくわからないことを言ったり、「3月は絶対出勤してもらわないと困る」を遠回しな言い方にして阻止してきます。
結局のところ、3月末でまでは出勤しないといけないということがわかり、2つの案を提案されます。
1つ目は、3月末を最終出勤日にして有休消化してやめる。有休が2か月くらいあるので、退職日は5月末にする。
2つ目は、6月はボーナスがもらえるから4月まで出勤して5月6月は有休消化してやめる。
正直、しんどかったのですぐにでも辞めたかったのですが、ここまで辞めたいと思ったまま仕事してきたのだから数か月我慢するだけだし、ボーナスに目が眩んで後者を選択しました。
上司は4月から別の部署に移動するので「次の担当に引き継いでおく」と言い3月末で去りました。

失敗ポイント
・繁忙期は有休取れない
・有給を取ることを計算に入れて余裕をもって辞める意思を伝える

最終章

そして、4月になり、新しい上司に変わりました。
すでに、前の上司から状況を伝えてもらっているはずなので、後は具体的な退職までのスケジュールを話し合うだけです。
……ところが、辞める話を引継ぎで聞いてないことが判明します(笑)
しかもありもしない噓の情報も伝えてました。(詳しくは割愛します)
もう、訳が分からなかったです。しかたなく、新しい上司に一から説明して、また引き留められそうになりましたが、前々から相談して話を進めてもらていると思っていたと伝えるとここからはスムーズに話が進んでいきました。
話が前の上司のところで止まっていたせいで、4月末最終出勤だと思っていたのに5月末まで働いてくれないと困ると言われ、実際の有休日数も聞いてたより少し少なかったです。
とりあえず、やっと退職日が決まったので、さらに1か月伸びても準備期間が延びると思って受け入れました。
そうして、最終的に5月末7月中旬に辞めることになりました。

失敗ポイント
・上司が退職の話を引き継いでなかった

今だから言える話

ここで最大の疑問が、なぜ前の上司は次の引継ぎで私の退職の話をしてくれなかったのか。
これについては、もう本人に確認してないので、真相は分かりません。
わたしは、親身に相談を乗ってくれて信頼していた上司だったので、裏切られた思いでいっぱいです。
話をしていても退職の話があやふやにされることがあったので、「あれ?」と感じるところはありました。
これは、憶測ですが、前の上司は自分の保身のために言わなかったのかもしれません。
直属の部下が辞めれば当然上司の管理能力が疑われます。自分の評価を下げたくなかったのではないでしょうか。
同じ年度に、すでに2人辞めているので、わたしで3人目となると阻止したかったのかもしれません。
あれだけ信頼していただけあって、今では不信感しかありません。もう辞めたので会うこともありませんが。

ちなみに、不幸中の幸いと言っていいのかわかりませんが、辞めるタイミングが希望より遅くなったことで、自己分析をより深めることができたので、後悔はしてません。中途半端に迷ったまま受かった企業に転職しなくてよかったです。

スムーズに辞めるために大切なポイント

過去の私が辞めるのに時間がかかった原因として、
・有給休暇日数を知らなかった
・退職日を決める話し合いではなく、退職したいけどどうしようという相談をしてしまった
・上司を信頼しすぎた
・退職の意志を伝えるのが遅かった
という4つが考えられます。

そして失敗の経験から、辞めるのに大切なポイントは
・有給休暇残数を調べる
・退職の意志を伝える際に迷いを見せない
・上司が退職を渋ってきたら、伝える人を人事担当など別の担当者に切り替える
・退職日は有休を差し引いて3か月前くらいから伝える
の4つです。

有休休暇日数を正確に調べる

有休は消化して辞めることができますので、必ず何日残ってるか調べましょう。
この日数から最終出勤日を設定して、できるだけ月末で辞めれるよう設定しましょう。
月途中の退職は、国民健康保険に切り替える場合などで税金で損することがありますので、そこは自分でしっかり調べましょう。

退職の意志を伝える際に迷いを見せない

会社としては当然辞めてほしくないので、少しでも迷いを見せると隙に付け込まれて、いつまでも辞められません。
上司は相談相手ではありません。辞めるか迷っている場合の相談は、同僚や友達、転職エージェントなどにしましょう。

上司が退職を渋ってきたら、伝える人を人事や別の担当者に切り替える

通常は直属の上司に退職の意志を伝えます。しかし、その上司が引き留めてきたり、全然話が進まないこともあります。
また、その上司が苦手で言いにくい場合もあると思います。
そんな時は、上司のさらに上の上司に行ってみるだとか、人事担当の人に言ってみましょう。
一人じゃ解決しないことも複数人巻き込んでしまえば、状況が変わるかもしれません。

退職日は有休を差し引いて3か月前に伝える

有休の残数を調べておいてくださいと、先ほどお伝えしましたね。退職日に設定したい日にちから逆算して最終出勤日を決めます。有休が繁忙期と被ると取らせてもらえない場合がありますので、それも加味して退職日を決めましょう。
引継ぎや会社の都合で退職日の調整が難しい場合がありますので、余裕をもって希望の最終出勤日から3か月前から伝えるといいと思います。早めの方が余裕をもって日にちの調整ができます。
働きながら転職活動がしたい場合は、退職日が決まっていれば転職先の企業に入社できる日を伝えることができます。

まとめ

いかがだったでしょうか。
職場によって対応はいろいろだと思うので、一例として参考にしてください。
かなり主観に基づいてますのであしからずご容赦ください。
未来に幸あれ。

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