【2022年】携帯ショップ店員の仕事内容

私は元携帯ショップ店員として4年ちょっと働いてました。
携帯ショップの仕事内容は常に同じということはないです。
時代の流れに乗って、変化していきます。
もしかしたら、私がこの記事を書いている今も新しい仕事内容が増えているかもしれません。

この記事を読めば

  • 就職・転職の参考になる
  • 実際に働いていた人のリアルな声が聞ける
  • 業界研究に使える


それでは紹介していきます(^^)/

目次

業務形態・業務内容

業務内容を紹介する前に簡単に業務形態を紹介します。

携帯ショップの大手キャリアは自社独自のショップを構えて販売や操作説明などのサポートをしていると知られています。
量販店などにもありますね。
実はそのショップのほとんどが、代理店が運営しています。直営店は数少ないです。
大手キャリアの中のNTTドコモは、2300あるドコモショップのうち、まず2023年3月末までに少なくとも100店舗以上の閉店を進める方針で、 翌年度以降も大量閉店を推し進めると言われていますね。

つまり、ショップで働くということは、代理店に所属することになります。
それでは次に仕事内容を紹介します。

端末販売

携帯電話やタブレットの端末販売です。
最近ではネットでもスマートフォンは買えるので店舗で買う人は減ってはいますが、やはり、店頭で実機を見て買いたいという人もいます。
機種は大体年に2回ほど新機種が出るので、お客様に合わせた機種選定をするためにも毎回新機種の知識をインプット・アウトプットしていきます。
ちなみに、時期にもよりますが体感で、iPhone:Android=6:4 くらいの需要ですかね。
容量やカメラとか操作性とか日常での使い方に合わせておススメしていきます。
そして、これを目当てでショップで買う人が多いというのが「データ移行」です。
操作が不安とか自分でデータ移行できない人が店に来ることが多いです。
ほとんどのお店が有料にはなりますが、電話帳、写真、LINEなどのデータ移行をサポートしています。
しかし、データ移行もできる範囲は決まっているので、よくわからないアプリとかゲームとかまでお願いされたときは困りました。
できないアプリなどを断る理由としては、トラブルが起きたときのマニュアルとかがないので、責任が持てないんですよね。
実際は、アプリを見ればなんとなくわかりますし、グーグル検索すれば調べられるので、できてしまうんですがね。

あと、端末販売以外にも、アクセサリーを売ることが結構重要です。
充電器とかフィルムケースイヤフォンなどです。
プラスで買ってもらうことで売り上げが全然違うので、セットでおすすめしています。
最近だと、お店でしかできないコーティングとかフィルム貼り付けサービスなどがあるので、一緒にやっていくお客様が多いです。
貼り付けやコーティングも全部自分たちでやりますが、慣れれば綺麗に貼れます!

契約・料金プラン

端末販売と一緒に料金プランも案内していきますので、こちらもメインの仕事の一つです。
最近は格安SIMやネット専用プランなどが出ているので、自分のキャリアのプランとしっかり比較して説明ができることが大事です。
お客様に合わせて、最適なプランを提案します。
そのあと契約の説明と事務処理をしていきます。PCスキルは最低限あればやっていけます。
こちらも知識は必要になりますが、研修などがありますし、説明に関しては慣れます。

契約に関しては、新規、機種変更、プラン変更、名義変更、インターネット、電気、スマホウイルスソフト、補償などどんどん取り扱う商材が増えていってます。
スマートフォンがこれだけ浸透しているのでスマホ契約数の絶対数は増えにくいです。
そこで、スマホ以外も販売しなければなりません。
一つのキャリアで、スマホも、ネットも、電気もまとめた方がお得になるような割引などを用意しています。
しかし、お店にくるお客様はサービスの存在すら知らないことが多いので、しっかりと案内をしていきます。

故障・アフターサポート

故障や操作案内なども多いです。
故障は、画面割れの修理受付から、故障の症状によって対応していきます。
調べてハードの故障(スマホの部品などによる)の場合はメーカー修理になります。
私の働いていたところでは、即日修理はやっていませんでした。あくまで受付だけです。
これも勉強していったり実際経験を積むことで迅速な対応ができるようになります。
ソフトウエアの部分の問題の場合は修理ではなく店頭で何らかの処置を行います。
例えば、フリーズするとか電源が落ちるとかだと、メモリの容量不足やOSの問題やアプリの処理落ちだったりするので、修理では直りません。この場合は電源再起動やメモリの解放などその場で対処して直ったり、様子見してもらうことが多いです。
この案内ができるようになって、私は、iPhone・Androidどちらも詳しくなりました。
ちなみにiPhoneは基本的にApple社が独自のサービスでの対応を優先しているので、キャリアショップでは対応できないことが多いのでできる範囲になります。
操作案内は、慣れれば基本的なところは同じなので、どんな機種が来ても対応できるようになります。
たまにマニアックな質問や、難しい問題などは専門の電話の窓口に頼ります。
お客様から来店することも機種変更以外基本的にそんなにないですので、こういったアフターサポートも丁寧に接客していくことで店のリピーターを増やしていきます。

スマホ教室

始めてスマホを使う人や、スマホのリテラシーを高めたい人に向けて開催しているところがあります。
その講師ですね。
これはやっていないところもあります。
私は店頭の接客の業務と兼任でやってました。
生徒さんにリピートしてもらったり、新規の生徒さんに入ってもらうことが大事です。
向いていたら任されることがありますね。
講師になるための条件(資格)はありましたが、店によって違うと思います。

入庫・店づくり

商品の入庫処理や、ディスプレイの設置、ポスターの貼り替え、店内のPOPづくりなどもあります。
私は、POPづくりとか、什器の設置の仕事が好きでした。
普段は接客がメインなので、たまにしかしません。
暇な時があれば、デモ機を触って新機種の使用感とかが見れるので楽しかったですね。

イベント要員

最近、ショッピングモールなどで出張販売をすることが増えました。
店だけでなく店の外でも活動があります。
代理店のインセンティブは他社からの乗り換えがすごく大きいです。
MNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティー)といいます。
MNPは獲得するのがかなり難しいです。
なぜなら、店頭に他社から乗り換えしたいという人はあまり来ません。
さらに、コロナウイルスの影響やオンラインショップの利用者の増加により、店頭への来店者は減っています。
そのため、自分たちが外に出て、他社からの乗り換えや料金プランの見直しをするイベントを開催しています。
キャッチして当日成約になったら、その場で契約の手続きをします。


休暇・給料

続いて、働いていた時の休みとかその辺を紹介します。
これに関しては代理店とか、店舗によって違います。必ずしもすべてが同じ待遇ではありませんので悪しからず。

休暇・勤務時間

勤務はシフト制です。希望の休みは月3日くらい出せました。
有休を使っての長期休暇もありました。
普段平日が休みなので、遊びに行っても混んでないのがよかったですね。
もちろんシフト制なので土日の休みもあります。
勤務時間は、店の開店から閉店までです。
たまに閉店ギリギリにくるお客さんがいるのでその対応をすると残業になってしまいます。
ギリギリに来て閉店時間に絶対終わらない要件持ってくるお客さんは空気読んで欲しかったです。
残業代は1分単位でもらえましたが、残業なくそうとする取り組みをしてたので、残業は月10時間もなかったです。
ただ、繁忙期というのがあっていつも2,3月はとにかく忙しくて残業も多少増えます。

給料など

これは代理店によって違うので一概には言えませんが、同級生とか同じ年代の人たちの平均よりは多くもらってました。
休みもほかの仕事よりも多い方だと思いますし、それでいて、給料もそれなりにもらえます。
あと、キャリア独自の資格とかがあってそれによってもプラスでもらえてたりしてました。
接客業の中だったら意外にもらってる方だと思います。

終わりに

携帯ショップの仕事内容はいかがだったでしょうか。
もともとは、スマホ教室や、イベントなどはなかったのですが、時代に合わせてプロモーションが変わってきてます。
最新機種も次々と入れ替わるので、そういった意味では飽きないかもしれません。
しかし、代理店はキャリアからもらえるインセンティブが大きいので設定された目標を達成しなければ、店舗運営は厳しいです。
目標達成のためにセールススキルは不可欠なので、しっかりと数字を出していく必要があります。
売る商材もどんどん多くなっていっているので、接客スキル+販売スキルを上げたい人には向いてます。
参考になれば幸いです。

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